仮面福祉会

できることを切り売りしています

きつめのピンクが寝癖のようだ

百日紅がほうぼうでもりもり咲いているな。
こんなにこぞって植えられていただろうか。そしてこんなに主張の強い色で咲いているのに今まで気付いていなかったんだろうか。

しばらく飾ってあった花火を消費するというので、同居人たちが一堂にかいする。花火、思い出せないぐらいすげぇ久しぶりだ。
というのもあるが、ばら売りもしくは1種類少量売りの良い花火をめいめい買ってきてくれて、こんな高級花火をやるのは初めてのことだ。花火そのものの色合いが落ち着いているし、火の発色が上品で、火花の出かたが美しい。手持ち花火にもおしゃれというジャンルがあるのかと驚く。
9月に入ってしまい百日紅がもりもり咲いているしだいぶ涼しいが、夏のしめくくりでセンチメンタルな夏が過ぎていくことが体現されてとてもよかった。特にセンチメンタルになるようなできことはなかったが思い出である。

花火を全部燃やし終わり、土産物として提供された桃のゼリーを全員で食べは始める。花火もそうだし、おいしそうなものを買ってきてふるまったり、花を買ってきて生けたり、植物を育てたり、日常生活の情緒というものにあまり興味がないので、いつも一方通行でありがたく頂戴するばかりだ。

朝家を出るまでほとんど人を鉢合わせない生活ができていたところ、9月から急に3名ほど同じ時間に入り乱れる生活になってしまってちょっとストレスだ。しかし人と暮らすというのはそういうことだ。おかげさまで人間らしい生活ができているのだと思う。
しょうがない、朝のEテレともしばらくお別れ。