仮面福祉会

できることを切り売りしています

小さなできごとが積み重なりひとつひとつになる

昨夜、シミのところを手洗いした服を取り込もうと朝窓を開けると雨が降った様子がある。ガスファンヒーターの前にかざしたら一瞬で乾いた。

乾いた服を着て出勤。ヌーさんのライブのために早引きの予定で完全に気もそぞろである。しかし仕事は着々と片付く。素晴らしい私。気の重い電話が少なかったせいであろう。
早引きできるぐらいに落ち着いたものだが年末年始も出勤しそうな気配を感じ始めている。正直休みはなくても問題ない金さえもらえれば。ただ、早く決めてほしい。

中華屋で麺を食べて武道館に向かう。ライブ、すげー久しぶりだ。会場に近付くにつれパーティーが増えていく感じにザワつく。ヌーさんのファンとはどのような人々かと身構えていたが、10~20代ぐらいが多いかなというだけでみんなふつうだ。もっとゴリゴリにオシャレなパリピばかりかと思っていたよ。

ライブとはそうだ、こうしてその場にいないと知り得ない小さなことの積み重ねが醍醐味であったな、と思い出した。
音は反響してチリチリバリバリいってるし、演出や装置はシンプルで距離的にスノードームかなぐらいの小ささだし、周りが気になるしいまいち乗り切れない。しかし目前で発せられそのまま届くということはライブでしかなく、あーこの一味になれて良かったなーと思うぐらいには入れ込んだ。
井口が歌ってるの見て、知ってたけどほんとうにマジなのかーとじわじわ実感して驚きうち震えた。ぎゅうぎゅうの会場の前列でわーわー言いながら踊れたらもっと楽しかろうが、今後おそらく私にその体験は訪れないし、しょうがない。

声を発しない約束と分散退場で、妙に粛々と全てのことが終わっていったのが儀式じみていて、知らない人たちと非日常を犯したようであった。思い出だな。

武道館のトイレ綺麗になってたな。