仮面福祉会

できることを切り売りしています

こんなこと言ったらあたしのこと嫌いになるよね

雨だ。長靴を履きとぼとぼ歩いて駅に向かう。バスの見ための小ささを頼りなく感じ、通勤で使うのを躊躇う。列が伸びてゆき、よもや乗れないのでは、と不安な気持ちで雨に濡れつつ待つしかない時間が耐え難い。
歩いていくと駅に近付くにつれて人が増え、パーティーができてくみたいになるところもちょっと苦手だ。
総じて雨が嫌だ。

職場につくと清掃の人とうちの新人さんとその他大勢と、セコムの人がいた。長靴を脱ぎ捨て何事かよと対応すると、施錠解錠操作に誤りがあり発報されてしまったとのこと。朝からすまなんでしたと連絡先を渡して頭を下げた。セコムの人はでかくて大変頼もしかった。さすがだ。

仕事、要求はないから名乗らないけど不安だから話を聞いてくれという電話を30分ほど。こんな電話をしたら心証が悪くなりますかと訊かれ、そんなことないですよと答えるのだが、心配すんなら電話するなよ電話するなら割りきれよと思いはする。不安でいてもたってもいられずなのはわかるので、聴くけど。彼女かよ。

夜の打ち合わせ。正解がないことの合意形成を図る。社会があまりに変わってしまい、判断をするための材料が悉く使い物にならず決められない。決められないが決めねばならないので最低限、とてもでかい円だけ引いた形で無理矢理終える。詰んでるなー。

帰りはバスに乗った。途中にあった施設が取り壊され、バス停の名前も変わっていた。都立大前、みたいなことにはしないんだな。