仮面福祉会

できることを切り売りしています

実はもうある

建物のゴミ集積所(蓋付き)の中に、ビール缶満載のゴミ袋が収集されずにある。こんなにビールを飲み溜め込んだうえに、資源ゴミの日を認識できていない人。心配になる。
先日の外国籍の人々向けの相談会で、行政の担当が、ゴミ分別を教えるブースを設け全員に寄らせていた。確かにゴミ問題は起こりがちなのだけど、外国籍の人が押し並べてそうだと決め付けている、という自らに気付かず、むしろ親切に正しさを教えてあげている、とすら考えているのが、大変に失礼だと嫌な気持ちになったものである。
そういうこともあり、最近は、ルールを守る正しさよりも、守らせる正義感への疑念のほうが真実に思われる。

仕事。相談会に、実習生を連れて自転車をこいでいく。この間出会った大学生は、5人目になるが、一番口数が少なく、控えめで、うっかりすると見失いそうになる。
実際帰りの坂を、上り切ったところで振り返ったら、いない。以前実習生と一緒の際に、電動自転車のバッテリー切れに気付かず置いて行ってしまったことがある坂で、まさかまたかと焦ったが、ただ遅れただけだったようで、しばらく待ったら、来た。一方自分の自転車の、後輪がどうやらパンクをしたようである。昨日ブレーキを握りつぶしたのもまだ直していない。そんな自転車に追いつけないなんてこと、ある?

昼休みを30分程過ぎてから事務所に戻ったが、すぐに、組織が世話になっている教授の講義がある。余程の義理があるのだろう、私の所属する担当と、役職のある職員はほぼ全員出席していた。
内容は今更取り立てて教わるようなことでもない地域福祉の歴史で、通信制大学への勧誘がメインであった。福祉系の資格取得を推されていたが、資格要件のある職場に転職するのでもなければ、実務での実績と勉強は必要だけど、資格を持つことの意味はないのではと思う。燃えよ剣沖田総司みたいなことを言っているな。
個人的には、精神障害者支援周りの勉強はしたいけど、学校に行くなら、もっと別の分野の、特化した研究をやりたい。
なんだかよくわからない、政治家の講演会に出る気分がこんな感じだろうか。

ところで資格と言えば、社会福祉士の登録証を母に探してもらった結果、合格証の後ろに挟まっていたと写真が送られてきた。過去の自分と未来の自分の意思疎通ができていない。とにかく、あって良かった。

講義を終え、前の担当に呼ばれて行く。
コロナ禍の記録をまとめたもので、昨年9月に中間報告を出したものの、本報告の最終校をチェックするのがメイン。それに加え、たまたま午前に事業説明会をやったらしく、概要と、4月から今までで変わったことなどをトピックス的に教えてもらった。
今は全く違うことをしているから、初めは少しぼんやりしてしまうのだが、切り替えて飲み込み処理できるようになるのが我ながら早く、余程この仕事が向いているらしい。
原稿も全部読み、物足りないところが多く惜しいものの、世に出すことが最優先であると割り切る。
一昨日憤慨した報道については、国が抗議すると聞いたから、とりあえず矛を収めた。本当に抗議するんだろうな。

何だかんだで残業し、31でアイスを食べて帰る。