仮面福祉会

できることを切り売りしています

いつか子どもではなくなる日

掃除をしてゴミを出す。
正月の買い出しを手伝うかと母に尋ねたが、父が来るから良いと返事がある。その他にやることと言えば掃除ぐらいだと言われるも、両親が使っている実家の風呂やトイレを掃除するのは納得し難い。

朝昼ごはんとして、年末限定ラーメンを食べに行く。
予約の本が届いたという知らせを受け、全く記憶がないが図書館に取りに行くも、現物を受け取ってなお、何で読もうと思ったのか全然思い出せない本であった。
クリーニング屋は行列ができていたから諦める。

通りかかった美容室の外に出ているボードに「可燃ゴミが年内最後の日だと気付いて、慌てて出しました」というようなことが書かれている。時々同じような、サービスと関係のない日記みたいなボードを見かけるが、SNSねらいだろうか。

帰宅して、防風の装備をして自転車で飛び出す。

楽器の練習のために、自転車で30分ぐらいのところにある施設を借りた。そこは図書館とフリースペースを併設していて、時間まで課題のことなどを考えて過ごす。
隣りに座る小学生が、菓子パンを食べながら、食べこぼしをバンバン床に払っている。この子はこのまま大人になるのか、どこかで「床に払ったカスは掃除しなければならない」ことを学習するのか。学習しない場合、一人暮らしになった折には、昨日行った家みたいになるだろう。
つい、行く末をシミュレーションしてしまう。
楽器の練習は、一向に呼吸が深まらず、すぐに疲れる。

帰りがけに食べたかき氷がうまい。しかしどうにも店内が寒い。

夜、NHKで、今年の印象的なスポーツシーンランキングというのを、なんなと見る。ある程度見て、そういえば世間はこんな感じだったなと見限って止めた。自身もフィルターバブルというものの中にいることを、忘れてはならない。

だが、そこは永瀬でしょう。