仮面福祉会

できることを切り売りしています

もしもの人生

オリンピックで陸上競技が始まり見たいものがあれこれあるが、一斉に行われる競技の順番や進め方の仕組みが捉えられな過ぎるし、放映がないものも多いから全然追えない。100mとか、こんな序盤にさっさと終わる競技だったっけ?

少し前に従姉から、旦那さんの会社が周年記念パーティーをするから来てね!という連絡をもらっていた。聞けば由比ガ浜のビーチで、DJがいて、お酒を飲み、しゃべり、豪華賞品のあたる抽選会をするという、本物のパーティーであった。そもそも従姉のお相手は英語圏の人だから、パーティーのお知らせももちろん英語だ。先約があったし、行ったら絶対所在ないに決まっていたのだけど、あまりにも自分と接点のない世界過ぎて逆に行ってみたかった。
こういう人が、自分の血縁であることがちょっと信じられない。遺伝なんか、環境要因を前にしたら塵みたいなもんだということを実感させられる。

異世界を見ないまま今日もごくドメスティックな仕事。外国籍の家族が、都営住宅に申し込むのを手伝う。
募集のある団地がどこにあり、交通がどうなのか、どの場所がお勧めかというのを説明するのがとても難しい。あれこれ情報を、どこまで伝わるかわからないながら伝えた結果、その選択で本当に大丈夫か?と心配になる決断をさっさとしていた。外国で生活しようと思ったら、これぐらいの思い切りが必要なのかもしれない。
都営はオンライン申し込みが基本で、利用者登録をするのも、自分のことではないとやっとやっとである。そうしてかなりの時間をかけて申し込みに辿り着くも、サーバー混雑で一向にログインができない。何度も試すうちに17時を過ぎてしまい、見込みがないからまた明日に仕切り直しましょうということにした。
オンライン化とか音声案内とか、人手をかけない方向でサービスが変わっていく流れはやむを得ないが、それでつまずく人たちを前にすると、一辺倒で良いものかという問いが生まれるし、示していかねばならないのかもとも思う。

ペアの子と外に出て、疲れましたなと言いながら別れた。楽器練習でスタジオを取っていたが、間に合わず諦めて帰る。途中でサツマイモを買って、焼き芋を作る。