仮面福祉会

できることを切り売りしています

嫌がられてもやる正当性

先週海沿いの道の駅で買った、「かじめ」という海藻を試す。乾物の増え方を予測する経験値がないから警戒したが、2倍になるかならないかぐらいの膨らみで安心する。肉厚で、昆布と言われればそうだろうと見えるものであった。
ミールキットで余らせた調理味噌と、ストックの食材を何も考えず加え、闇味噌汁とする。

引き続き在宅で研修。昨日ジャンケンに負け続けてファシリテーターをやらなかったので、堂々と自ら請け負う。
みなさんのほうが実践を積んでいように、発言が鈍いのが不思議だ。現場主義だとこんなものなのかなと思ったが、他のグループ発表を聞けばそうでもない。昨日はいなかった講師の教授が、ルームに入ってきたと思ったら大欠伸をしていたから、我々だけあかんのかもしれない。
それはともかく、おじいさん先生にはビデオオフだけでも教えたほうがいいだろう。
研修が終わる頃にようやく少し打ち解け、和やかに雑談をしてから解散した。

日が傾いてから、時々開催される、ひたすら歩いてほうぼうをハシゴする遊びに行く。全然、完全に蒸し暑いが、風があるからちょっと許せる。
集まるのを待つ間に、近くの、夏の昼間数時間だけ完全予約でかき氷を出している店のストーリーを見たら、今日は夜もやるから電話してね!とあった。僥倖!と勇み足で、メンバーへの確認もせず電話をし、無事にかき氷と席を押さえた。
事後連絡にも関わらず優しい仲間に付き合ってもらい、3人で2種の氷を削り合う。そのうえ私はパイを食べ、キャロットケーキと別のパイをテイクアウトした。豪遊である。
そこから50分ばかり住宅地を歩き、公園を抜け、コメダ珈琲に着いてまたかき氷を食べた。
メンバーはウェブで知り合った謎のつながりで、仕事に接点はないし、世代も少しずれている。雑談がてら昨日今日の研修のことで、例えば家にこもりADLの落ちた高齢者が、という話をしたときに、こもっているのに何故かわかるのか、と訊かれた。
実際に国の取り組みで、単身高齢者のところへは民生委員などが見守り訪問するのだが、説明しながら、そういう仕組みが「怖い」と感じられているのがわかった。確かに、相手が公的なものであっても(公だからこそ?)、頼んでもないのに人が家に来るのは反射的に恐ろしい。
自身が訪問するときは事前に連絡するし、必要性があるし仕事として臨むから、怖がられる可能性を忘れそうになる。と、気付いた。福祉は、頼む力のない人をこそ支援すべきと考える分野なのだけど、世代が新しくなればなる程、理解してもらうのが難しくなるな。

20時頃解散する。どう考えても甘いものを食べすぎだから、辻褄合わせに、歩いて1時間ぐらいの駅まで行く。歩くのはいいが、夜の住宅地は全然おもしろくない。

帰宅し洗濯をし、今日も柔道を見る。一二三選手が相手の袖をちょっとのスキで掴み取り、決して離さないのがすごい。東京の時と違い、ちゃんと喜んでいたのも良かった。