仮面福祉会

できることを切り売りしています

要らないものはあるし要るものはない

シーツを外して洗う。それからクローゼットに入れたコンテナの中身と、災害グッズの棚卸しをする。あるはずの暑さ対策グッズを探すのが目的だったが、結局見付からなかった。要らないものはあるが、要るものはない。

父とデパートに待ち合わせて落ち合う。昨日買うと決めた物品を、父の優待を利用して買う作戦。
まだ午前であったが、モンベルのレジにはたくさんの(多分)中国人が並んでいる。父いわく、休日は常にこうだと言うから不思議だ。観光客なのか、住人なのかわからないが、そんなに需要が途切れないものか。みんな富士山に行くのかしら。
並んでキャップを買い、それからマグカップを買おうとしたら、うちは優待対象外店ですと言われる。でも買った。

ところで実家は洗濯機を買い替えたそうだ。新品を入れるのに母が必死で掃除していたよと父が言うのに、毎度のことながら他人事が目に余る。しかし、ひどい有り様だったろうことが容易に想像できるから、自分が同居していたとしも決して関わりたくない。
私は掃除が嫌いだから、なるたけ汚れがたまらないよう生活している。時々、たまった汚れを一掃するのが好きだと言う人がいて全然全く共感ができないが、ほとんど掃除をしない母はむしろ、掃除が好きなんじゃなかろうか。

父と別れ、久しぶりに祖母のところへ。途中、静岡が40度を記録したと通知を受信した。雨戸の壊れた祖母の家は暗く、しかしエアコンはしっかり効かされていたから助かる。
側弯の祖母は常に左に捻じれ傾いている。椅子から落ちそうだし、肘掛けのある椅子にしてはどうかと思うが、本人は自然体だから平気なのだと言う。本人にいわゆる「困り感」がないからしようがない。
先日結婚式で会った祖母の妹について、それなりにおばあさんになっていたよと感想を告げると、嬉しそうにしていた。ピンシャンしている妹に比べて自身は何もできないと、卑下しがちだから。
あとはひとしきり野球の話題(ヤクルトはダメだが、西武はもっとダメだ)で交流した。帰りがけ祖母の口から、主に祖母を看ている叔母が、自分に何かあったら私に頼るつもりらしい発言を聞く。父も母も他の従弟たちも差し置いて私に、と算段されていることが、甚だ心外で嫌だ。

楽器の練習をし、オーケーに行ったらオーケーカードが見付からず愕然とし、何も買わずに帰る。

暑すぎるので、観念して毎日洗濯をしている。面倒くさい面倒くさいと言いながら、干していたものを外し、洗濯したての物を干し、シーツをつけ、たまっていたアイロンをかける。