仮面福祉会

できることを切り売りしています

現実から逃れる

じんましんで夜中起きた。そろそろと階下へ降り、保冷剤を抱いて再び寝にかかる。この間買った市販薬を飲んでみてはいるが、眠くなるばかりであまり効果が感じられない。

寝たり起きたりしながら朝を迎え、食事をとってまた寝る。今日はやるべきことが何もない。ただ、日が高くなるにつれ部屋が暑くなり、やむをえず起きたのが12時頃。

 

カンカンに照る日がきつく、かき氷に挑む気分にもならず、サラダボウルの店で豆やらナッツやらが混ざった草をむしゃむしゃ食べた。

それからスーパーでずんだ餅あいすまんじゅうを買い、外のベンチに腰かけた。日陰で風が通りかなり快適なうえ、ずんだが好きすぎて過剰にうまいものを食べている。これはもしかして幸せというやつではと思ったが、メンタル的には結構ドベなのだった。何故なら夏だから。

借りてきた本を開いてぼつぼつ読むが、眠くて半分ぐらい寝ていた。

 

日が傾いてきた頃をねらって帰路につく。じんましんをごまかせないかと、ドラッグストアでシーブリーズジェネリック版を買った。高校生の青春なイメージのある商品だが、初めて手に取るに至る理由が思いがけない。

 

帰宅して部屋の掃除をしてまた寝た。何しろひたすらに眠い。夜は夜で、保冷剤を枕元に置き、すぐ寝た。