仮面福祉会

できることを切り売りしています

世界は優しくなった

上半身の左側がなぞに痛くて鎮痛剤を飲む。この時期に起こることは全部花粉のせい。

テレビをつけていると永遠に野球のことをやっている気がする。サッカーの時期もこんなんだったろうか。どちらかといえば好きな方だが、無理矢理関心を向けさせられているようで少しうんざりする。

 

懲りずにかき氷を食べに行くと、注文した後で1時間待ちと言われぎょっとする。幸い余裕があったから良いが、先に言ってくれ。

時間をこなすのに、めちゃめちゃ久しぶりに試着室に入った。自他ともに認める中肉中背なのに、真ん中のサイズが大きい。試した甲斐があったが、謎である。そういえば、かつて試着室で入らなくて悲しむことが結構あった。細身のものを着がちだったのかもしれないが、世の中の衣服が全体的に優しく準拠を変えたのではないか。下着は逆に大きいサイズを選ばされるようになったのも、さては同じだな。

店に戻り少し待ち、かき氷にありついてから祖母の家へ。

 

昨日の誕生祭に兄を招致したので、ついでに祖母宅へ行こうと誘ったもの。しかし兄が忘れ物をしたので小一時間2人でだらだら過ごす。

おもむろに祖母が、首相の言う少子化対策をどう思うか、結婚している人への優遇はあれこれあるが、あなたのようなそれ以前の人にはどうなのか、と、要するにそのようなことを言い出した。私が煩わしがると思ってか、大変言いにくそうに、しかし言わずにはおれぬという気持ちが伝わってきて申し訳ない。結婚、しないんじゃなくて、できないのは、政府はどうしようもないんじゃないの。

ようやっと来た兄と祖母の会話がぎこちない。兄の話し方が、子どもや外国の人を相手にしているようだ。自分が若年にあれをやられたら、ちょっと嫌だな。

 

しかし兄が優しい心の持ち主であることは間違いない。明るさをふりまいて、新幹線とタクシーを使って家に帰っていった。

貴族だ。