仮面福祉会

できることを切り売りしています

恐怖の要素を必ず含む

金曜日の電車は心なし空いている。冬休みが近付いている。

チームで初めて忘年会をやることになっており、とはいいながらここ1年ぐらいで加わった職員さんは参加しないとのことだが、まぁともかくようやく労える区切りが数ヵ月前についたので、やる。

 

ここ数日締め切りに追われバーストしていたが、今日は絶対の課題がないので穏やかに、むしろ余計なことに手をつけまいとするあまり暇ですらある。ここぞとばかりに周りのみなさんに優しくした。こういうムラがむしろ怖くて厄介なことを知っている。いつも優しくできるようにがんばります。

 

ふいに取った電話で久しぶりに沼に嵌まった。典型的陰謀説側の人で、噂には聞いていたが、本当に、漏らさず、あれとこれとあれを真実として親切心から教えてくれた。電話の主旨に対する説明はむしろ理解できすぎるぐらいで、国の制度と陰謀が全く地続きである違和感でゾッとする。私が信じていることがみな正しいとは思わないが、たぶん頭の良い人ほど、自身の信じるところを真実らしく理論立てて固められるから、疑いにくいのではないかな。

 

気もそぞろに終業時間を迎え、後輩の予約した、大学生みたいなチェーンの居酒屋へ連れだってゆく。枝豆をはみ、鍋に詰め込まれた冷凍の肉をせっせと沈めながら、当たり障りのないことをあれこれ話し気楽だ。いつも何を考えているのか知れない同僚のことが少しわかる。相手の理解を深めるのに飲み会が必須とは思わないが、酒は手早い方法のひとつではあるよな。改めて。

 

店前で呼び込みをしていたぐらいなのに、きっちり2時間で強めに追い出されさっぱりと解散した。今週1番帰宅が早い。

大好きな小澤征爾の番組を見て、寝る。