仮面福祉会

できることを切り売りしています

知らないストーリーが出来上がっている

起きると、父が既に出かけた痕跡が残されている。うきうきゴルフの日か。

駅に着くと、改札の外でスマホを扱っている人たちがたくさんいる。さては運休である。乗換アプリの通知設定をすればいいものをそのままにしていて時々こういうことがある。父がいないのを良いことに、母を呼び出し違う駅まで車で連れていってもらった。甘えられる人が近くにいるの強すぎてありがたすぎて拝む。

少し遠回りをして職場に着くと、鍵がない人々が扉の前で待ち構えている。電車遅延ならもう急ぐ必要もないのだが、待たれているこれが…これがつらいんだ。

 

止まらないイライラがなんとかならんかと、すっぱい炭酸を買って勢いよく飲んだらすっぱいし甘いし味が強い。ストレスだとか自律神経系に良いとされる栄養素の情報を見るに私が概ね毎日好きで食べているものばかりで、それでこれなんですか、じゃあどうしたらいいんですかと余計にイライラを募らせる。ホルモンですか。注射ですか。もういっそまた耳鳴りがすればいいとすら思う。だが、すっぱいものはあんまり摂らないし、ちょっと効きそう。

 

隣の席の職員が、濃厚接触者になったとのことでしばらく不在。ここまで感染が増えたにも関わらず近場で起こったのが初めてで、ようやくついにかと淡々と受け止める。新人さんなので気が気でなかろうなぁとただ気の毒である。辞めなきゃよいが。

新年度の人事が発表され少し物事が動く。元幼稚園の先生の同僚が、寄せ書きにプレゼントに写真にとせっせと準備をしていて、そこまでする必要、あるのか。客観的には完全に私のほうがおかしいとわかっているが、毎年この習慣にイライラしてだから春は嫌いだよねとますます辛い。

とはいえ別に送別の気持ちがないわけではない。今日が最終日の人にようやく餞別を渡せて満足。その彼女からスパイスを詰め合わせまくったものをいただいた。…めちゃめちゃカレー好きな人みたく思われてる?なんで?わからなすぎるが、せっかくいただいたので作ってみるか…チャナマサラを。

 

父に結局欲しいものはあるかストレートに訊ねると、いいよそんなの、と言われた後に、2つ3つリクエストがでた。物欲があって何よりである。