仮面福祉会

できることを切り売りしています

白熊のことを考えないように歳を考えないように

仕事の夢を見て起きて慌てたが土曜日であった。できる後輩たちの仕事ぶりに自分を省みて焦る夢であった。辛い。

雨らしい雨。久しぶりに舞台を見に、下北沢の由緒あるアングラ劇場へ行く。商業公演ばかり見ているので思いがけない。本当に「小屋」というに相応しい風情で、なるほどこういう所に憧れるの、あるなーと思う。狭くてキャストさん同士がバシバシぶつかっていた。

芥川龍之介蜘蛛の糸を踊る、という内容。踊りは楽しく舞台表現が面白くとても良かったが、結びがほの暗く足跡がつきまくった着地点に収まった感があり少し残念。自分の年齢のせいかなとも思う。

下北沢が変わり過ぎて比喩でなく右も左もわからない。

そのままほくさい美術館へ。しりあがり寿の企画展が目当て。そもそも北斎がふざけているのでしりあがりさんが弱いものもあり、大変だ。ふざけていないが椿説弓張月の挿し絵がやばかったのでぜひ知らしめたい。技術を持って表現される異常がとても良い。しりあがりさんも北斎も頭おかしくて好きだ。満足。

毎回行っていたコクーン歌舞伎のチケットが取れず何の仕打ちかと思っていたが、明日生配信するというので少し溜飲を下げた。久しぶりにお兄さんと筋トレの予定だったのをキャンセルし、両親にテレビを空けてくれるよう頼み、万事準備をして臨む。