仮面福祉会

できることを切り売りしています

モブとしての人生をまっとうしよう

いだてんのエキストラをやってきたのだ。

大学生のときに何度かやったことがあるだが、ひとつは勘三郎さんと柄本明の「弥次喜多道中てれすこ」だった(まだ勘九郎のとき)。もちろん勘三郎さん目当てだったが、時代劇だからエキストラでも着物きられるよなという打算もあって行ったら芸者にされて大変うかれた。しかし写真は撮らなかったので証拠はない。

撮影自体は案の定、朝6時に集合して深夜2時に終わるような、毎日これやったら死ぬよねというスケジュールだったが、深夜に勘三郎さんに声をかけてもらったのは得難く、本当にこういう世界なんだなと感じ入った。
そして帰って1時間寝てディズニーランドに行った。大学生の後先考えなさがすごい。

この度のエキストラでは、相変わらず朝から晩まで大変だなと思ったが、時間をすごく意識しているので驚いた。スタッフさんが割に若い人ばかりで、感情的にならず、情報共有しながらそれぞれが臨機応変に動いてちゃっちゃか進めていくので、仕事だな、と思った。10年前と気分が変わったのか、NHKだからなのか、大変な中でもできるだけみんなのストレスが少ないように管理されていてすごかったな。

わりに最近までそういう業界の人になりたいなと思っていて、実際近いところで働いていたりもしたのだけど、無理だと認めて諦めた。諦めたが羨望の気持ちはあるな。

今年の生き甲斐である、いだてん参加で締めくくり、誕生日を迎えた。