仮面福祉会

できることを切り売りしています

同じ船に乗るものどうし

いつだかテレビで、どこか国の、塩を掘って生計を立ててる村の話をやっていてはっとした。
塩掘るだけでいいのか。

毎日仕事でいろんな人の話を聞いていて、何でそんなことになっちゃうんだよーとツッコミを入れそうになることも多いんだけど、そういえば自分はどこでそうならない方法を学んだんだろうかとか、学校で全然授業に着いてけてなかった子たちが、大人になったからって急にわかるようになるわけないよな、とか考えると、無理ないなという気がしてくる。

社会が難しすぎる。
たぶん、塩掘るだけで生活できる社会だったら、自分たちみたいなのに相談なんかしないで済んだはずで、自分だってこの先、社会がどんな風に進んでくのかわからないから、どっかで脱落するんじゃないかとドキドキしながら生きている。それで自分が脱落した時、誰か助けてくれる人いるのかしら、とか考えると結構絶望的な気分になるので、無理もないしょうがないしょうがないと言いながら仕事をしている。福祉だとか支援とか優しい気持ちとかではなく、共助。

それにしても、社会のほんの何割かの人が、どんどん社会を難しくしていくので、止まれないのはわかってるけど、もうその辺にしといてくれないかとまじで思う。しかしその何割かじゃない人が、あんまし細かいこと考えないでたくさん子どもつくってくれたりするから、最終的に生き残るのはどっちなんだろうか、とか。