仮面福祉会

できることを切り売りしています

俺の話を聞いてくれという

今たまたまだけど、人の話を聞いて答える仕事をしている。
そこに、何か相談したいことがあるのかと思ってある程度聞いてたら、話したいだけだって途中で気付いて、あ、どうしよう。っていうのが時々まぎれこんでくる。
話したくて話したくて仕方ないけど聞いてくれる人がいない。からって、自分たちみたいな立場のもんをロックオンしてくるのズルくない?って思いつつ、そういう状況にあるのが気の毒ではあって、しかし話したい欲求を満たしてあげるのは職務的に違うんだが、違うからって切り捨てるのも福祉的にどうなの、かと言ってできることもないし、いやあるのか?ないのか?とか謎の葛藤をぐるぐるしながら、うまいこと着地できたためしがない。(ちなみに内容はだいたい日本とか東京とか公的なものとかへの何かしら)

本当の問題は、その人がそうなっちゃう環境にいることなんであって、そうならないか、そうなっても許容される社会が理想であって、でかい括りではそれを目指していろいろやるのが自分の職務なんである。

それにしても、俺の話を聞いてほしい歌ってたくさんあるもんですね。あんまり孤独そうに見えない人がそんな歌つくっちゃうぐらいだから、本当に孤独な人はまぁ、そうなるよな無理ないよなって、わかるのは、わかるんだよな。逆に、絶対にそちら側には行かないって思ってる人のことの方が、私はわからない。