仮面福祉会

できることを切り売りしています

知らない人の誕生日を前に沈黙

人に会わねばならない予定を梯子する日。

有楽町駅の辺りを歩いていて、閉じた店休業の店やっている店酒を出す店と様々、人々のイラ立ちを感じる。そんな中新規オープンしましたというお店の人がクーポンを配っている。側を歩いていた男性がそれを受け取り、タバコ吸える?と訊いていた。

そこか。

喫煙者のことなど久しく忘れていたし、店員さんも何となく意表を突かれたようであった。

なりゆきで昼からもつ鍋を食べるに至る。鍋の〆をいつも断れずモヤモヤしてしまう。

時間が空いたのを潰しに献血に行くが空いていない。同じような思惑のおじさんとエレベーターで行って帰るのを共することになりとても気まずくて嫌であった。

夜はまたなりゆきでお姉さんが踊る系の店に行く。1回体験できたらいいかなーいや正直1回も体験できなくていいなー。店を上げて誕生日を祝わされるとか、生演奏をおもむろに聞かされるような店が何か苦手である。店も私も互いにとって不幸な選択をした。すまない。食べ物はおいしかったです。

言い出せない、というか、言い出さない限りは文句も言う筋合いがないこと、わかっているけどついモヤってしまうなー。

人に会う約束をこなせる日時が限られていて調整と実行でぐったりする。何をやっているんだろうな俺は。

俺の話を聞いてほしい

同僚とお茶をする約束を先週からしておりさていよいよどこへ行くかという相談をLINEでずっとしているが、いっこうに決まる気配がない。選択肢を二つ程提示した上で、他に行きたいところがあればそこで良いですと言うと、懸命に私の好みを察しようとしてあれこれ提案してくれる。そこで良いですよと返事をし、予約しましょうかと見てみると空席がない。ようやっと決まりかけたかと思うと新しい提案が来て振り出しに戻る。なんで。

長い付き合いになるが面白いぐらい噛み合わない人なのであった。良かれと思って色々察しようとしてくれることが全部的はずれなうえに、私の希望はこれですよと伝えても、察したほうが彼女のなかで採用されてしまうのである。結果気楽な関係で居心地良いのでいいんだけど、やり取りはもうちょっと省エネでやりたいものだなぁ。

仕事は、電話への抵抗感が少し減ってきた。多分そこそこ疲れていたのだと思う。人が拗らせた電話に折り返し願われ何でやねんと思うが、かけてみれば相手の言い分も最もだなぁと感じる余裕がある。最後は打ち解けて終われたので自分に花丸をあげます。

金曜の夜に重めのメールが来て、唸りつつ職場を後にするのも習慣化している。月曜早々に投げられるよりは良いが、絶対わざとだろう。

結局お茶をする店は決まらなかったのだった。