仮面福祉会

できることを切り売りしています

無理矢理ドラマチックにする

用事がないと何時に起きればいいかわからない。迷いながら緩慢に起き出し、圧力鍋いっぱいにスープを作りつつ掃除をしつつ、何をしたらよかろうもんとずっと考え、寒くなったので踊って体温を上げた。

皇居に走りに行くことにする。
夜走るときにはわからない景色が見えて楽しい。お堀を泳ぐ水鳥がぷかぷかしているのは波のせいだが、うきうき浮かれているようでかわいい。観光らしき人がたくさん歩いていて長閑だ。桜田門を抜け右手に目をやると、バーンと赤レンガの東京駅‥の向こうにでかいQRコードが!なんなんだあれは。景観法で取り締まった方がいいぞ。
走り終わった辺りでちょうど、プレイリストがアニメの最終回のエンディングを流してきて空は青々としており無駄にドラマチックになって笑った。5キロ走っただけだが銭湯でぬくぬくとし、人生は素晴らしい感じでまとまった。

夜は踊りの稽古2回目。復習の甲斐あり悲しい思いをせずにすむ。先生に、ただのOLにしては踊れていると言われ自信をつける。ただのOLと名乗ったのは自分だが、私は世間一般でいうところによるそれなのだろうか。何の情報を伝えれば相手にとって有益なのかわからずいつも迷う。
内容はミュージカルの体をなしてきて、変な歌を歌って楽しい。大人組のメンバーとわいわい話ながら帰る。