仮面福祉会

できることを切り売りしています

腹が減らないのでメシを食わない

トイレの床に無造作に、未開封のトイレットペーパーが置いてある。パッケージに「エルザ」とあり、雪の女王近似値だろうか。無機物へ文字りでもなんでもない名付けがあると急に人格を得たような感じがありおかしい。どのように提案して決め手は何だったのかなど妄想する、トイレで。

仕事をぼやぼややり、昼外へ食べに出る。麻辣湯麺を食べて多幸感で満たされる。先日のカレーに続き妙なほど幸せな気持ちになるが、もしかして実家メシに抑圧されているんだろうか。なぞ。ひとまず母に夕食はいらない旨LINEをしておく。

ルミネによりクレンジングを買って帰る。10%オフの混み具合はいかにと構えたが平日のせいか普通であった。電車もさほど混んでおらず、外出を控えている人たちがまだある程度いるということだ。ずっと恩恵に預かっていてありがたい。いないことでいるとわかる人々に感謝をし税金を納める。

帰宅すると母に、今日はどこで誰と何を食べたのかと訊かれる。夕食辞退をしたからだ。ごまかそうとしたが面倒になって、昼食べ過ぎたからだと白状した。平日の仕事終わりに食事をするような相手がいないことで親をガッカリさせている。なぞだ。