仮面福祉会

できることを切り売りしています

これでいいのだと言えない、まだ

暗い朝。起き上がると体のあちこちが痛い。布団が重くなったせいだろうか。

平熱のつもりで仕事に向かうが、職場で繰り広げられる年始あいさつが嫌だったのを思い出し、俄然憂鬱になる。31日から1日になっただけで、会う人会う人に時間を費やされるのがうっとおしいし、うっとおしいと感じる自分が非常識人になるのも嫌だし、今日一日で終わらないのが更に鬱だ。

職場行事としての会長挨拶は、神妙に聴く。年末に救急搬送されて退院したばかりでいまここ、だというのだから、パンチが効いている。回復して良かった。

それはともかく、今日から一人での行動が始まる。
早速訪問が2件あるが、午後から雨が降り始める。薄暗い中とぼとぼ歩くうち、雨足が強まる。訪問先の家は、チャイムを鳴らし、窓をノックし、声をかけるも出てきてくれない。このコンディションでは、居留守を使われてもやむを得ないと言える。

次の家まで更にとぼとぼ歩く。幸い気温はさほど低く感じられない。辛抱強く対応して、珍しく、しっかり超勤で夜までかかってしまった。雨はしぶとく止まない。

先日久しぶりにヒールのある靴を履いたら、足の指が次々霜焼けになってしまった。今週末には親戚会合があり、これもスニーカーというわけにはいかないという、些末な悩みがある。
親戚といえば、従姉とその娘が、義妹とニコイチ的に仲良し急接近しており、戸惑っている。ピュアな女児に、私は、女子とは認められなかったのだということが、対比により発覚してしまった。親戚で女だという以外に共通点が全くないから、同じように仲良くしたいわけではないが、血縁関係に所在がなくなってきた自覚もあり、寂しさやら心許なさやらを感じる。
1日ブーツ履いただけで霜焼け作っているのだから、しようがない。