仮面福祉会

できることを切り売りしています

ひと所に集約されてゆく

ひんやりとした朝を感じたから、フーディーを着て外に出たら、それ程でもなかった。じんわり暑くて足先がじんじんする。

駅ビルのカフェでクーポンを出したら、店員さんが新人らしく、とんとんとことが進まない。私も使い方の要領を得ずわちゃわちゃして、余計に時間がかかる。ようやく会計を終えて見ると、後ろに長蛇の列ができていた。自分がもし並ぶ立場だったらイライラしてしようがないだろう原因になってしまい、誠に申し訳ない。まさにお互い様のこちら側、明日は我が身の明日の方である。

紫芋のラテをタンブラーに入れてもらったら、口に紫芋チップスが飛び込んできて焦った。

それから以前より気になっていた、イギリス料理のお店に行く。
どんなおしゃれとコミュニケーションが繰り広げられていようかと身構えもして席に着くと、注文も会計もスマホでするシステムになっていた。勝手に、客と店員が会話を楽しむタイプの店と思い込んでいたから、意外だ。
スティッキートフィープディングとキャロットケーキを食べるという暴挙をしてやる。

その足で恒例の祖母病院へ。先週叔母に聞いたのに従い、結構強めに起こしにかかったが、うんともすんとも言わない。
入れ歯を外された顔を眺めていると、15年以上前に亡くなったもう一人の祖母を思い出す。人は老いて死に近付くと、同じような顔になっていくのかもしれない。
20分ぐらいいる間に2回の、目を開けたタイミングで全力アピールしておいたが、覚えてはいないだろうな。

一度帰宅したタイミングで、ちょうどロボット掃除機が起動していた。相変わらず部屋を把握できていなそうだが、玄関の段差できびすを返していたから、多少は学習したのかもしれない。せっせと回っていて健気である。

涼しい格好に着替えサンダルに履き替え、今日も楽器のグループ練習。しっかり基礎練をしたのが音に反映されて行くのがわかり、大切さが実感される。
再来週に人前で吹くイベントが控えていて、私が吹けそうな曲を5つ選んでもらった。始めようと行動を起こした時点では、ただ教えてもらって吹けるようになることしか考えていなかったから、まさかチームに加わってイベントに出る未来が待っていようとはな、という展開だが、現実感はなく平熱で受け入れている。

練習場として初めて借りた区民センターは、お手洗いだけ、公共施設には不似合いの高級感があって面白かった。