仮面福祉会

できることを切り売りしています

鎮痛ハイ

深く眠っていた実感があるが、ピヨピヨいう目覚ましで覚醒する。我ながら強い。バイキングはてきめんでしっかり体重が増えている。

 

デスク上のメモを恐れて出勤するも、ほとんどなくて安心した。休みたい気持ちはあるが、明けのプレッシャーの嫌さの味わいたくなさのほうがでかい。1日情報が欠落するのも怖い。仕事に依存している者の宿命である。

 

誕生日なのだった。

特別なことはないが、ここ何ヵ月かメガネ生活だったのを、慣らしてゆこうかとコンタクトを入れた。しかしてきめんにしんどく頭が痛くなる。イブを飲んだがタイミングが遅く、吐き気をともないどうしようもない。薬が効くまで中座しますと上司に断り、倉庫の部屋の隅でじっと待ってきつい。ただの頭痛でこんなんなら、死に至る病は余程辛かろうなと考える。

しかし、私の頭痛は治ってしまうとむしろハイになる。17時ぐらいから元気で仕事を片付けてうきうきで帰った。

 

義妹からお祝いLINEがきて純粋に嬉しい。兄からメールで欲しいものはあるかと訊かれ、思い付かず返事ができない。

それから、以前働いていたウェブの会社の上司が謎に毎年くれるSMSを受け取る。ハイになっていたので、お会いしたいです!と食い気味の返事をしたら、中村屋行きつけのお店に連れていってくれることになった。嬉しい。この上司は当時から、社会勉強としてなのか、ちょくちょくいいお店でごはんを食べさせてくれたのだ。今やどう考えても可愛がる理由のない存在だが、いいんだろうか。

 

乗り換えそびれて電車が最寄り駅をぶっとばしていった。