仮面福祉会

できることを切り売りしています

まっすぐ目標に向かわせてくれ

午前から出かけていってピラティス。腹を鍛えるターンで足を上げる動作があるが、前モモにばかり力が入って効果が得られている気がしない。

隣りのお姉さんが金と黒の長い髪を豊かに蓄えていて、右手首に髪ゴムをつけている。歌って踊るアーティストを見ていても思うが、動いても髪を振り乱した感じにならない技術があるのだろうか。

 

バスに乗って、表参道で降りる。都バスの表参道は、期待する場所よりも大通りひとつ手前で、目的地が遠い。なだらかに坂になった表参道は遠くまでよく見えるから、そこにみっちり人がいる様子に毎度、表参道という高級感らしからぬギャップを感じ取る。

美容院で前髪だけ切ってもらった。

3度目のスタッフさんだが、以前話したことを覚えていてくれて感心する。毎日たくさんのお客さんの相手をしているだろうに。忘れないにしても、誰が誰だかわからなくなりそうなものを。

 

正味15分程度で終えて店を出て、再び人波に飛び込んでいく。アップルストアに長蛇の列ができており、かき氷などの比ではない。みんな根気強いし、そもそも何の用があるのだろう。ついでにオニツカタイガーに寄ると、外国の人しかいない。人気があるのは誇らしいことだ。

 

暑くて、再びバスに乗るため持つ信号が永遠ぐらい長い。その前をLGBTのパレードが通る。多様性に異論はないが、テンションが違い過ぎて憎しみが生まれそうになる。パレードの所々にパナソニックのフラッグを掲げている人がおり、主催なんだろうが人格を乗っ取られているようにも見える。

ようやっと来たバスに滑り込み、現実に帰りホッとした。

 

島忠に行き、楽器修行用の部品を探す。しかし、どこに何があるのか全然わからないオブわからないで、うろうろし疲れる。探す楽しみを感じられない、ホームセンターを味わえない性格。

 

ぐったり帰宅し、折り畳み傘の切れた糸を替え、シャツのボタンが歪んでいるの直し、風呂を掃除し、湯を溜め、残り湯で洗濯機の洗浄剤を使う。

生活。

横隔膜は筋肉なのか

掃除洗濯。

夕方まで予定がなく、何しよう、が募って結局かき氷を食べに出てしまう。

最近都バスにチャレンジしていて、普段使いしている人が多いことを知った。特に高齢の人は多分パスを持っていて、1区間ぐらいで降りる人もおり車内が流動的だ。

時々行く、作るのに時間がかかるかき氷屋。着席して周りを見ると、9割待ちの状態だ。先が長いことを覚悟し借りてきた本を読み進める。かき氷機の調子が悪いのか、甲高い音がキリキリ聞こえてきつい。兄にもらったイヤホンのノイズキャンセルがありがたい。

帰りは電車に乗る。電車は速いな。

 

やってみたい楽器があり、イベントで奏者に声をかけたのが、先週。そして今日、やってみようとスタジオに呼ばれて行く。何というトントン拍子か。

私は小児喘息で、アレルギー性鼻炎で、子ども時分に呼吸器が鍛えられず心肺機能が貧弱な自覚がある。それで、吹奏楽器をやればちょっとはマシにならんかなと考えていたところに現れたのが、やろうとしているチャルメラみたいな民族楽器なのだった。

実際、説明をしてくれるその内容は10割呼吸の話で、臨むところであったが、できな過ぎて恐れ入る。その人は「おれは先生じゃないから」というが、自力で体得してきた技術をあの手この手で教えようとしてくれてありがたい。何をモチベーションとするかを一生懸命考えてくれていたが、目的が「呼吸器を鍛える」だから、あんまり気にしないでほしい。

終えて、近くの「バル」と書いてある店で、お酒を飲みつつそこそこの時間話す。私はかき氷でお腹いっぱいであったか、相手も酒を飲むだけで、腹は減らんかっただろうか。会って二度目で何もわからず、気を使われてるのかどうかも読めない。

 

久しぶりにお酒を飲んでふわふわ歩いて帰る。

掛け布団カバーを洗ったのをまた付けるのに、とても手こずる。