仮面福祉会

できることを切り売りしています

言葉だけで納得できる人

昨日検診だったペアの子が、極度の貧血だと言われたそうだ。頭痛などの不調の原因ではないかという。
どれぐらいの値だったのですかと訊くと、覚えていないが医者が極度だと言うから、と言うので、数字を必要としないタイプの人がいることを思い出した。自分はなるべく数字をコントロールしたい。祖母がいつも虫眼鏡で湿温計を見、打率や防御率などを好んで見ていたのと似ている。
過去2度の下血で貧血に対して先見の明があるので、ついあれこれ余計なことを話してしまい恥ずかしい。
そういうわけで、ペアの子は午後休になった。

雨がしぶとい。止むと信じて、ポンチョを着て、自転車でばーんと飛び出す。しかし眼鏡が100%雨を受け、レンズが水滴でみちみちになっていっそ裸眼の方が安全かも。

何とか事故らず、乳幼児と親向けの防災対策講座の会場に着いた。
液体ミルクを備蓄しておくと良い、賞味期限が1年ぐらいあるから、という勧めを聞き、はっとした。期限切れになる前に必要がなくなるのだ。小さい子どもを持ちながら被災するのは過酷だろうが、ローリングストックし続けなくて良いのは、不幸中の幸いというか、ちょっとした気楽さではなかろうか。
結局帰りも雨で、話が違うんだがと憤りながら事務所に戻った。

調理が面倒くさく、最近レトルトカレーランチ生活に戻っている。

午後は久しぶりの、荒家に行かねばならない。憂鬱だが、ようやく雨が上がったのがせめても救いである。朝来るまでうっかり忘れていて白いスニーカーを履いてきてしまったので、靴カバーを持って自転車をこいで行く。
久しぶりのその家は、夏を越え、あまり変わっていなかった。一室に以前から、男女の遺影が並べて置いてある。それを見て昨日祖母宅で、祖父と祖母の遺影を、あちらとこちらの部屋に、向かい合わせになるように置いたことを思い出した。そういえば、普通は並べて置くよな。

仕事を終え、今度こそ間違いなくピラティスに行ってから、ドラッグストアでコンタクトの保存液を買う。免税レジにはいつも、中国の人が集団で並んでにぎやかだ。

勢いで、シーツ類を一斉に外して洗濯をした。
テレビの横に置いた湿温計は、最近「カラカラ」を示している。