仮面福祉会

できることを切り売りしています

心がまえという礼儀

宿を貸した楽器仲間と一緒に家を出る。寒いことを覚悟し備えてもなお、寒い。彼女のアウターが、裏地も何もないただちょっと分厚いだけの布なのが心配で、ウルトラライトダウンを貸すよと進言したが、それは家のテーブルに残されていた。我慢する気なのか。
駅で、別々の電車に乗るので別れた。

主に子どもの間でマイコプラズマが流行り、子持ちの同僚が順番に休んでゆく。そのフォローに、管理職が腕まくりをして出ていく。
一方自分も明日、祖母の葬儀のため休むので、人に仕事を頼まねばならない。しかし誰も彼もタイミングが合わず、勝手がわかっていない別部署の人が駆り出されることになる。うまくいかなさに、人によってギャップがある。

午後は何かしらのシステムについて、意見交換の会議。地域情報に特化した検索システムみたいなもの。
過去に全く別の部署で、同じような目にあったことを思い出した。情報の見付けにくい分野のポータルサイトは、あるといいなと思われるが、作ってみた後、大抵うまくいっていない。情報の整理や更新を、素人が片手間に手作業でやるので無理がある。
捉えどころのない話をして散会。昨日回りきれなかったスタンプラリーをやりコンプリートする。

喪服を買い換えようかと、使うたび検討しそのままになってる。今回は何せ寒いようだから、半袖ワンピースにジャケットというオールシーズン仕様では心もとなく、帰りがけ青木と青山に寄る。
安いものはスカートが短く体に合わずフカフカするし、高いものは急に決めて買う決意ができない。何でも良いという気持ちがあるが、そう思いながら買ったもので参列するのは後ろめたい。広告で、黒服を着て笑う橋本環奈はまとまっているが、本当に同じ衣服だろうか。
結局止めて、ユニクロで極暖を買った。

オーケーでトマトジュースと豆乳とカボチャを、ドラッグストアでパイプフィッシュを買って、手が引きちぎれそうになる。フランス人のように腕に抱えて帰った。