仮面福祉会

できることを切り売りしています

他人の健康を気遣える

開店時間に予約している、美容院に朝から出かける。10年以上の付き合いになる美容師さんだが、3か月ぶりぐらいに会ったら、太っていて驚く。この長い間ほとんど変わらなかったのに、どうしたのか。話す様子も切り進める手つきも、気のせいか精彩を欠いている。朝一であるせいならいいが、聞くわけにもいかず、ただ心配である。

次の予定に向かい歩く道すがら、夕方に予約していた指圧のお店から電話がある。担当する予定のスタッフさんが、訃報により対応できなくなったと言う。良くないとわかっているが、訃報、聞くと、ほんとうかな、と思ってしまう業がある。

かき氷を食べて、祖母の病院に行くまで小1時間、商業施設内のベンチでうとうとしてしまった。夜寝付けないこともあるのに、硬い木でお尻が痛いし人目もあるような環境でも、眠い時は眠い。

会った祖母はぼやぼやしていた。2週間程前、入院したての頃が一番かくしゃくとしていたから、もっとやりようがあるんじゃないかともどかしく思う。ちょっと前まで一人で暮らせていたのに、今や自分で自分の体を動かさないようになっていて、それが入院した原因に由来するものではないからもやもやする。お医者さんが絶対、という風潮に、ヘルパーをやっていた時からずっと納得がいかない。
ところで今日は本当は兄が来るはずだったのだが、朝、頭痛発熱のためキャンセルと連絡があった。離れて暮らすようになりだいぶ経つから何とも言えないが、あまり体調を崩す人という認識がなかったから、シンプルに心配する。
まともに人の心配をしている自分に驚いている。歳をとった自覚が出てきたからだろうか。

夜は楽器のチーム練習。リーダーが残業で遅れており、先輩にいろいろ訊いて基礎練を進める。それが何となく自分にいい感じにはまり、何だか上手になったような気がして嬉しい。どうやら普段リーダーに対して、そこそこ緊張感を抱いているらしいと気付く。

練習後少しだけ飲んで、いい気分で帰る。