仮面福祉会

できることを切り売りしています

気付くと気付かない偏り

休みをどう過ごせばよいか悩むのに、出勤せねばならない朝は、このまま休んでしまいたい。

電車が、コロナ禍を彷彿とさせるぐらいに空いている。ペアの子もこの一週間休みを取っている。もともと家族の田舎に行く予定だったが、妊娠の大事を取って遠出はしないことになったと聞く。となると、この暑いのに、この辺りで休みを過ごしているのだ。
朝起きた時は休みたかったが、お盆はむしろ仕事をするのが正解という気がする。

しかしあまり仕事がなく、一週間どう過ごそうか悩む。思い付く限り方々にメールをしたり、ステイになっていた仕事を、どうしますかと連絡をしたりする。
唯一あった予定の会議で、施設のメンバーに実習生の大学生が同席していた。マスクをしており全体がわからないが、眉が濃く、目力が強い。それに対し別の施設の人が、ジャニーズみたいですね、と言うから、わざわざする迂闊な発言にドキドキしてしまった。

温存していた仕事に、毎月恒例の実績報告がある。
他のグループの提出を待ち、ひとつにまとめる担当になっているが、先週の締め切りで、案の定提出されていないグループがひとつ、ある。その案の定の相手に、締め切り前に釘を刺す方法はもちろんあるのだけど、黙ってぶっちぎらせるのが、自分の意地の悪いところだ。
締め切りは金曜日でしたがいかがされましたかと尋ね、「忙しくて」という、言い訳になっていない言い訳をさせる。それから、今日中にやってくださいと詰め、終わったらメールをくれと言う。相手は何も堪えないのがわかっているのに、つい、破られるのがわかっている約束をさせてしまう。
案の定、退勤までにメールは来なかった。

帰宅するまでの徒歩で汗だくになってしまうぐらい、夕方も関係なく暑い。速やかに風呂と洗濯とする。それからミールキットをやり、溜まっていたアイロンをかける。

オリンピックが終わり、選手団がほうぼうの番組に出演しているのを、かいつまんで見る。
思えば、ひな壇的なバラエティを見るのが久しぶりだが、番組の運びというか、話題づくりに変化がないことに、逆に驚く。彼氏彼女とか、タイプは、みたいなテーマ、未だにやるんだ。未だにっていうか、別にそこは変えなくていいとこなのか。芸能人のスキャンダルは、普遍的に熱愛とか不倫とか言っているものな。
娯楽を見るのに難しく考え過ぎている。