異動してきて、パソコン周りの相談を受けることがより、増えた。今日は、上下2階に分かれた事務所で、別の階の複合機から出力したい。2色刷りで出力したいのだという。
ここでよく聞くのが、誰それのパソコンでしかできない、という発言だ。権限の関係による決まりかと思えば、特段のルールはないらしいから、単純に設定の問題なのだが、その人がいないからできない、でまかりとおり、諦められてるのが、おおらかというか、気の長い人々である。
ドライバをインストールし、要望どおり2色刷りを出しただけで、大変に感謝されるのだからとんだイージーモードだ。異世界でチートになるやつのリアル版である。
暑い暑いと言いながら、民生委員さんの家に行く。するとちょうど洗濯機が搬入されんとしていて、古い洗濯機を外したあとのパンを掃除しているところだった。これ程のお取り込み中は滅多にないですよね、すみません!と言いながら、チラシを渡した。
予約していたスタジオへ行き、前回のキャンセル料と一緒に使用料を払う。
地道な基礎練習に専念をして、感じられない進歩があるものと信じる。
建物を出ようとしたら、めちゃめちゃに雨が降っていた。
靴にシリコンカバーをつけ、ズボンの裾を折り、リュックを前に抱えて駅に向かった。幸い高架下に道があり、濡れずに行ける。途中ところどころに人が溜まり、何かを待っているようだったが、どうしようとしていたのだろうか。
最寄り駅から外に出ると、深めの水たまりがたくさんできている。そんな中であるが、今日はまぜそばを食べに行くと決めていたから、ラーメン屋に入った。
食べている間にウーバーの人が来る。出前というのは確かにこういう時にこそ使いたいものなんだろうが、どうにも気の毒である。
店を出て、ちょっと歩いただけで、横から吹き込む雨で、膝から下がびちゃびちゃになる。ビカビカと雷が光り続けるが、音は遠い。足元がシリコンで守られているだけで、かなりの心強さがある。いい買い物をしたな。
帰宅してから、外でサイレンが鳴っているのが聞こえた。ハザードマップ上、浸水可能性はなさそうだが、少し離れたところにある川だ。どうしろという意味のサイレンなのか。自治体やNHKの情報を見るも、避難の文字は見当たらない。そういうしているうちに、都内の警報は東の方に移っていったようだ。
オリンピックを片手間に眺めているが、見たいシーンをことごとく見逃している。