仮面福祉会

できることを切り売りしています

街の声

振替休日。7時頃目覚めたのに任せて起き、スープを飲む。一杯ずつ春雨と冷凍餃子を入れて温める方法。
三方向の窓を少しずつ開けるが、なんとなく暑い。本を読み、だるくなって床に寝る。

ぼちぼち準備して出かける。日光が強く、日傘を掲げる。骨と皮をつなぐ糸が、何度も直しても切れる箇所があり、収まりが悪いのが煩わしい。
途中にある寺から、黒スーツ黒ネクタイの男性が乗った原チャリが、何台も出てくる。原チャリの前かごに「パトロール」の文字があり、地域貢献活動なのか。マンガとかで見る、現代の死神組織の出勤風景みたいだ。

久しぶりに献血チャレンジ。下血から半年経ち、湯を沸かすときに鉄球を入れる試みをしたり、かき氷の頻度を減らしたり、食べられるときなるべく食べるなど心がけてきたから、期待を込めて臨んだ。
が、ダメだった。しかも、前回よりちょっと悪いぐらい、結構ダメだった。看護師さんに、健康診断の結果を見てからになさいと諭される。見たからってどうなのさ。

浮いた時間でピラティスをやるかと駆け込むが、間に合わず。それならスタジオで楽器の練習をするかと探すが、ちょうど良い時間が空いていない。
さては今日、何もできない日だな。せめて、とエルブレスでサングラスを買った。

駅に向かうところで、NHKの人に声をかけられた。子どもは欲しくない、1人欲しい、2人以上欲しい、の三択ボードを持っている。カメラを回すというから反射的に断ってしまったが、後からモヤモヤ考えてしまう。
私が選ぶのは「2人以上欲しい(諦めたけど)」、である。想定している「街の声」は、出産可能年代もしくは既婚者な気がするから、答えなくて良かったんだろうと思う。が、公に近い人に俺の話を聞いてもらえるチャンスだったのだから、活用してみれば良かったな。

かき氷の予約時間からだいぶ早いが、どうせ待つのは同じだから店に向かうことにする。かき氷はうまかった。

地元に戻るがやはりスタジオは空いておらず、帰る。結果的に今日は、かき氷を食べただけの休日であった。しかし疲れてまた床で寝る。