仮面福祉会

できることを切り売りしています

下りに向かう曲がり角

朝、いつもどおりテレビをつけると全チャンネルJアラートである。本当にミサイルがこちらに向かってきたら、これまでの日常がまっさらになるぐらい有事も有事だ。しかし経験のないことで、地震や台風のように実感としてやばさがわからず、いまいちピンと来ないのは事実だ。一生ピンとこずに済むのがベストなので、実感のないまま備える相反が難しい。

電車の混雑を避けて連結部に入り込んだ人を、見ているだけで怖い。ここで事故にあったような話を聞いたことはないが、これは実感として恐ろしいので不思議だ。どう見ても脆弱な場所だとわかるからかな。

怖いので扉を押さえて閉じ込めてしまおうかしらと思う。

 

発送の相談で郵便局に行く。対応してくれたスタッフさんの足元を見ると、ピンヒールの靴を履いていた。ほとんど立ち仕事なのに、強いな。

私もかつて、ピンではないが、5センチぐらいヒールのある、ほとんど素足みたいなパンプスで年中過ごして平気でいた。こういうのに対しては、若さを引き合いに出すのが定番だが、歳はどう関係あるのかしら。単に慣れという気もするし、我慢してただけな気もするし、不快に気付いてなかったような気もする。若くて不快がなかったのか、単に無頓着だけだったのか。多分前者なんだろう。

 

毎日アプリにしたがい運動しているが永遠に体が硬い。初めから体の硬い。赤ちゃんはいないが、小学生の時には既に硬かった記憶がある。成長する一方だったはずの頃に、体の柔らかさだけ先に曲がり角を過ぎたのか。人体のなぞである。