仮面福祉会

できることを切り売りしています

そっと背中を撫ぜてくれ

ずるずると朝寝をして起きたら9時を過ぎていた。こんなに寝坊をしたのは中学生ぶりではないか。言い過ぎだが数年ぶりなのはそうでビビる。そして、なんか暑いな。

遅い朝食をとり明日からの旅行のために何が必要かと考え込む。新たに買うべきものはないはずなのだが、あったら便利と日頃感じているものを買う機会としたくて考え込む。この後災害支援行くかもしれないし。

 

しかしとりあえず満を持してかぼちゃのかき氷を食べに行きうまくて一生これだけを食べていきたい。

 

あれを買おう、と決めて行った店がなくなっていた。

私は買い物をするときたぶん人よりかなり気合いが必要なほうで、うまく行かないとすぐに挫ける。かつて、頼まれてアスペルガーの小学生と勉強をしていたときよく、うわー!となって右往左往する様子を見守っていたものであるが、その感じがわかる気がするのだ。揶揄する意味ではなく、まじで。

コロナめ…と心の中で地団駄を踏み、実際にはその場で2、3度行ったり来たりし、作戦を練り直すがもう、今日は全然ダメな気がするし実際ダメで、他の店にチャレンジするも何も買えなかった。

あと、先週から折り畳み傘がないが失くした場所の見当がつかなくて悲しいし暑い。

 

ただ疲れて帰宅し、夕方近所のおばあさんのところへ行く。換気扇を取って洗って付けるのを頼まれているのだ。汚いお家だったら嫌だな…というのと、気分がドロなので心配したが、家に上がると我ながら別人のように社交的になる。任務を滞りなく済ませ、何なら世間話などして終えた。

こういうことを間断なくやり続けていれば、気持ちが安定して全うな人間でいられるんじゃないだろうか。

 

明日本当に旅に出られるのか不安すぎる。更に今日はとにかく暑く、じんましんで夜中ゴロゴロする。パッキングのシミュレーションが上手くいかず寝付けない。ダメだこりゃ、と布団をはねのけ2時過ぎに荷造りを始めた。目処がついたことで少し落ち着いたが痒く、久しぶりに保冷剤を持ち出してひと心地つく。

何てめんどうくさい大人だろう。