仮面福祉会

できることを切り売りしています

懐の深い雲

台風なのか台風でないのかわからないがとにかく雨。母の運転で歯医者に連れていってもらう。着くと受付に先生がおり、看てもらっている間も助手の人がいない。さてはコロナか。最後の会計まで先生がしてくれて何だか申し訳ない。病院のワンオペ無事に乗り越えられるよう応援してます。

 

帰りは駅まで徒歩。道が混んでいて、進まないバスの横を通りすぎた。雨には濡れるが、渋滞のやきもきと天秤にかけたら断然歩きがよい。乗り物は楽だが運命を他所に委ねなければならないところに難点がある。大雨で新幹線が止まっていると聞くが、できれば一生そういう目にあいたくない。

 

雨で予定がうまくこなせず何だかよくわからなくなり、ドトールで初めてケーキを食べた。タルト的な部分がしなっしなで、これが工場クオリティかと学んだ。美味くないものにお金と摂取カロリーを費やしたのが悔しくて、杏のかき氷を食べに行きプラマイゼロということにした。真実そんなことは、ない。

 

思考がまとまらないまま職場に突入した。日々の作業にかまけてできていないことを、やるなら今ではないか、と思い立ったから。

誰もいない事務所は良い。とりあえず土台をつくり、毎週積み重ねれば1ヶ月ぐらいで何かできるかもしれない。

雷がなり始めた頃に切り上げると、程なくざんざんの雨が振りだした。駅のアーケードの天井を見ると、まさに滝のようで水族館のトンネルかくやの体であった。あんな水分を内包してるなんて、雲のポテンシャルがすごい。

 

来週何年かぶりに旅に出るが不安すぎると、行き先にいる友達に電話で告げると笑われた。それから計画を話し、少し楽しい気持ちになる。そうだ、旅とは楽しみなものだったはずだ。自分の中の様々な拗らせが募ってゆくな。