仮面福祉会

できることを切り売りしています

さまざまなしがらみ

服を買えないと感じるようになってから大分経った。正確には、試着が億劫で、億劫すぎる。それで何となく試さなくても許される気がするファストファッションで、特徴のない服ばかり買っている。

試さないどころか店にも行かず買ったGAPのデニムを履いた。これは、同じものを持っていてサイズが合うと知っているので楽勝だ。古いほうのデニムの色落ちぶりをまじまじ眺めた。

しかしたまには、金額も着まわしも収納場所も洗濯も捨てかたも気にせずおしゃれをしたいものである。

 

事務所につくとドアの前に派遣さんが待っていて、思わずのけぞった。誰も居ないと思い込んでいるところに気配があるのが怖い。

仕事をぼちぼち片付けながら何度も金曜と間違える。曜日は間違いなく順番にしか来ないのに、相対で認識しているのが人間のバグという感じがする。

手探りで契約書みたいなものをせっせと作り心許ない。大人になったというのに、何をしてもままごとみたいだ。

 

さて三連休である。月末で切れる券があるので急いで映画の予約をした。うまく乗りきれるだろうかと、この世の終わりのような気持ちで臨む。