仮面福祉会

できることを切り売りしています

意味のないことがあってほしい

台風の本体が遠い。時折ざっと雨が強く降るが、これは出かけられるなと読み、またかき氷屋の予約をした。

時間まで、決意をして部屋を掃除したら大変に暑い。窓を開け風を取り込むが、油断をすると雨が振りだすので忙しない。それにしてもなにゆえ私の部屋はかほどにほこりが溜まるのか。布団のせいだろうけど。

 

かき氷屋に向かう道でガンガンに雨が降り、濡れた。しかし、気になっていたメニューを制覇できたので、これでしばらく心穏やかに過ごせる。店を出ると雨は止んでいて、まだ湿っているシャツをバサバサしながら歩いた。途中パトカーが止まっているので何かと除くと、ビルのタイルが落ちているのが見えた。なるほど雨風よ。

 

久しぶりに服を見て、欲しいような欲しくないような迷いをまぜっかえし何も買わない。おしゃれをしたい気持ちはないではないが、この金額出すほどじゃないかなという結論に至りがちだ。心意気がおしゃれになれない。

 

図書館で本を借り充実して帰宅した頃に雨が振りだした。ここからが本番だな。

 

夜、エリザベス女王の葬儀を見る。さまざまな制服を着た人々がそれぞれの役割を果たしている様子が、芸術そのものでとても見ごたえがあった。教会の中で行われていたことは全く微塵もわからなかったし、キリストキリストと言われてピンとこない。それがまた興味深い。参列者が信仰する宗教は様々だろうが、送られる人を前には受け入れざるを得ない。冠婚葬祭は偉大である。

こういうものを良いものがるのは、老人の感覚なのだろうなと思うと寂しい。つまんないし無駄だと思う?残しちゃダメかな?

 

夜中、強い雨風の音で目が覚める。これは、すごいな…今外に出ろって言われても全然無理だ。家の丈夫さを信じ、布団に丸まり鎮まるのを待っているうちに寝た。