グラノラの価格に目を光らせている。だからもう、価格を上げず中身を減らすパターンなのは知っている。
食べ物の値段が上がるたび農家になる妄想をするが、どうにもそういう星のもとには生まれつかなかった。そういえば、家で米を作っていると言っていたあの子は、実家に帰っていったがどうしているのだろう。
久しぶりに浅草へ行く。
せっかくですからと、かき氷屋に並ぶ。あんこがまぁまぁうまいが、あまり印象に残らない。全般的に夏メニューに心引かれず、かき氷欲も一段落できそう。気持ちを入れ換えて血糖値を下げよう。献血の結果を見ると、その辺の値だけちょっと、あぶない。糖尿病には切になりたくないからな。
浅草にはもりもりに人がいた。外国の人がいないなかで、また独自の進化を遂げているきがする。思い思いの浅草らしさを表現する張りぼてがてんこ盛りで、その中でコスプレをし写真を撮ったり、ビールケース居酒屋で飲んだりする、体験エンタメを面々がやっている、入場料のないテーマパークのようだ。
気の休まる場所がないよねあぶあぶ歩き回り、時間をこなして鶴松の自主公演へ行った。
こんな席があるんだという、花道の下から覗き込むような低いビューで面白かった。ただ自主公演を見る気持ちのスタンスが私にはわからず、がんばってるな、大変だなという気持ちが先に立ってしまう。多分芸の境地的には、何でもないみたいに見せて素晴らしいのが良いのだろうが、そうでなくても上手だったし見甲斐があった。
なぜか寿司を食べて帰った。