仮面福祉会

できることを切り売りしています

真っ直ぐ立てるだけでよい

新年度。少しはちゃんとしてみるかとシャツを着るが、ブーツにモッズコートを羽織るので戦地にでも行くのかという出で立ちになる。

肌寒いのである。

 

駅に行き交う人々の中に、恐らく新社会人だろう者どもを見出だす。職場の建物に着くと、エレベーターホールに大勢の人が集まり、貴方はどこへ行きなさいと指示を受けていた。かち合わないようにこそこそと急いでエレベーターに乗った。

全体的に嫌すぎる。

仕事は続きだが、新人さんを迎えるまでシンプルに人手が足りずあたふたする。年度始めにやらねばならない決裁をせっせと取る。

途中オンラインで、昨日まで非正規だった同じチームの子が、正規として挨拶をするのを見た。我々のことを上げてくれるのに恐縮して画面に頭を下げた。その子は昨日から引き続き同じチームに配属になっており変わり映えがせずすまない。帰ってきたらもう仕事をしている。昨日渡した就職祝のペンを、気に入りましたと言いながら早速使ってくれており何て、なんてできた人なんだ。頂き物をメルカリで売りがちな私の業を感じて恥ずかしい。

ところで今年度から管理職のトップみたいな人が変わった。その挨拶を見た上司が、若いというだけでいいのかもしれない…、と言っていた。ああ言われてみれば、昨日までのかの人は、年のせいかなんか、傾いてたのな…。

ハードル下げ過ぎだろう。