仮面福祉会

できることを切り売りしています

世の中は少し良くなっているだろうか

風邪の予感のため家にいることに決める。冷房をかけ、寝たり起きたりして午前中を過ごす。特段良くも悪くもならない。

ライブDVDでも見るかねとテレビを着けると、いだてんの総集編がやっているではないか。見るしか。

オリンピックを望むことが肩身の狭い行為になっている今となって、いだてんはどのように見られるのだろうな。私はこのドラマのオリンピックへの姿勢に絶妙なバランスを感じているし、大仰なことも個人の人生に帰着しているところが素晴らしいと思う。ドラマや映画を見て悶々と辛い気持ちになりがちな私としては、1年通して清々しい気持ちで見られた作品は他にないので、他の人々と共有できないのが寂しい。

久しぶりにストックホルムとか円喬朝太のターンとか満州編とか見て、カッとなった。あと、中だるみと言われてた女子スポーツのところも大変よろしいと思うよ私は。

最後まで見て、現実よなーと、目を閉じた。

夜は何となくサッカーを見る。珍しく得点を取るところを見て、おじょうずだねぇと言い合った。父は、初めて見るアナウンサーさんが出てくるとすぐに、検索をして経歴などを知りたがる。どういう趣味なんだろうなわからんが、人目にさらされる職業とは大変なものだなと思う。