仮面福祉会

できることを切り売りしています

余計な読解をしてくれませんように

数日間両親が不在であった。一人だと、家を出て帰り、寝て起きる前後で何も変わらないという当たり前のことを思い出した。実家に戻る前はシェアハウスだったし、ガチのひとりは久しぶりなのだった。

職場の派遣さんが、大谷が出るオールスターのことを周囲の職員に話しかけているのを背後に聞く。あまりにも手応えなさそうなのが面白くてつい、私なら乗っかれますよと声をかけた。野球にオワコンの気配を感じている。少なくとも10代20代に対しては。というか野球に限らず、スポーツ全般への冷たい風を感じすぎたせいかもしれない。

大谷はまじすごいけど、高校野球少年的行為がパーソナルな美徳と捉えられたり、バットでボールを遠くまで飛ばせてボールを160キロで投げられることで地位を得られたりするの、人間社会とは本当に思いがけない。

明確に仕事が暇になってきた。人手が余ると困る。だいぶ早く帰れる。

帰宅すると両親が戻っており、家の中が動いていた。山の方で買ってきたというでかいセロリを見せてもらった。