仮面福祉会

できることを切り売りしています

トイレから出てハッとする

暗記パンを食べて覚えたことを、忘れるときの感覚ってどんな感じなんだろう。覚えたという事実も忘れるのか、覚えたはずなのに忘れたというもどかしい感じなのか。一度覚えたことを完全にまるまる忘れるというのは、ちょっと怖いんじゃないだろうか。

歴史上の人物やアーティストなどの死因がひたすら書いてある本を読んでいて、何でこんなもの読んでるんだろうかと我に返る。日頃ニュースなどで訃報などを見聞きすると、まず何で亡くなったんだろうということが大変気になる性分なのだ。だから面白い(という言い方は良くないが)かなと思ったのだが、たった10行ずつぐらいで「何故死んだのか」と「所感」が書かれているだけで、内容が浅くてあまりよくなかった。所感はいらないから、もっとそこに至るまでの人物像がわかるように書いてほしかった。あと、刑死には興味がない。その場合記載されるのは死因ではなくて罪状だ。

以前仕事に関係があって、江戸東京の都市計画の誤りについての本を読んだのだが、内容は全然違うが感じるところは同じようなことだった。多くの「誤り」が紹介されているがそれぞれが浅く、所感が何だか無責任だなという感じがしたのだ。

知識の海みたいな人の話を聞いたり本を読んだりするのは面白い。何かを深く深く追及して全身で知ることができる人が羨ましい。自分にもそういう根気と好奇心と地頭の良さがあったらよかった。

先日同居人に、1年休みがあったら何をするかと聞かれ、考えた結果大学院で研究をしたいという結論になりちょっと驚いた。調べる、研究するということを知りたい気分なんだ。
現実に1年の休みはないが、大学院のことはちょっと真面目に考えている。