仮面福祉会

できることを切り売りしています

いつも全力でマジレスを投げる

切手を貼り忘れた手紙が返ってきた。

仕事も職場の人間関係も、特段面白くはないが嫌いでもないので、ありがたいことに仕事に行きたくないなと思うことがあんまりない。しかし毎朝欠かさず絶望感がある。
起きられないわけではない。さっさと起きて活動をしているが、でかい穴の中みたいな気分なのだ。言語化しにくいがもう何年もそれがある。朝がダメ、というだけとも言えるが、いつかこの絶望感がなくなる日を楽しみにしている。

用事があって行った実家で父に会う。ゴールデンウィークぶりであったが、この間何か変わったことがあったかと訊かれ、多分婚活のことを言ってるんだろうと察した。まさかこの間に振られたりしていましたよと報告するわけもないので、効果のないことを訊くものだな。世間話か。
そういえば振られた相手が日本海側にいるので、地震で何ともなかったかしらとお伺いを立てたいが、どう聞いたらいいもんかねと考えているうちに一週間経ってしまった。もうやめといたほうがいいだろうな。

特に良い知らせはないので、短距離走にせっせと通っているぐらい元気ですよと伝えたところ、何を目指しているのかと訝しがられた。試合に出るのかとかよく聞かれるが、余暇活動は何かを目指さないといけないんだろうか。武道だったら段位を取ったり、芸術系なら発表会に出たり、そういう目標があると張り合いが出るというのはわかるのだが、なくてもいいじゃないの、べつに。私は単に全力疾走できる体でいたいだけだ。
世間話だ。ただ会話をしようと寄り添ってきてくれてる人に、真顔で面白くもない返答する大変めんどうなやつの自覚がある。