仮面福祉会

できることを切り売りしています

ウシになる自由がある

サンダルを履いてびちゃびちゃと足を濡らしながら出かける。
小学生とお勉強。雨の日は何かぼーっとする、と少年が言っていた。確かに雨で調子が出なくて疲れたなと思っていたが、小学生の頃などに天気と体調を結び付けて感じていた記憶がないので、そういう繊細な感覚がある人もいるんだなということに感心する。普通なのかな。
国語も算数も、説明していると何で自分がわかるようになったのか不思議なぐらい難しい。せめて居心地が悪くならないように小芝居しながらやる。

走りに行くと、中学生と高校生しかいなかった。
高校生の男の子がふわっと話しかけてくれて感動する。そのうえ、部活の女子と話すのが難しいとか言っており、10代のままならなさ!といてもたってもいられない気持ちになる。そのままの感じで話せばいいんだよ!と、言いたかったけどそういうことじゃないのわかってるからぐっと堪えた。ああ、彼のいいところを詳細にフィードバックしてあげたい。何の立場なの。
しかし、高校生に走るの褒められたりするのは大変恥ずかしい。高校時代には持ち合わせていた根拠のない自信、ちょっと戻ってきてくれないかな。

神田で気になっていたカレー屋に行ったら大変おいしかった。外食ではほとんど満足しているのだが、これはおいしい、とはっとする、体験であった。おいしかったなぁと思い出しつつてきめんに眠くなったので、ドトールに入ってうとうとしていた。ちょうど良い具合にうとうとする、というのは大人になって習得した技だな。

これが幸せということだ。