仮面福祉会

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最後から何番目のさようならですか

仕事があまりにも暇なので半休をとって歯科検診に行った。
小児の頃から通っている歯医者は微妙に遠いので、ぼんやりしていると何年と間が空いてしまう。2年ぶりに行ったら先生が引退していた。
昨年末何か病気したとのこと。もっと早く来ていれば…と一瞬思ったが、1回多く会えたかもぐらいのことで、いずれにせよこれが最後だとはわからないから大差ないか。別れる時にもう会わないかもしれないなと思うことはあるが、これが今生最後だと確実にわかっていることなんてほとんどない。とりあえず生きているならまだ良い。
先生もそうだったが、あそこの歯医者の人は口の中に器具を突っ込みながら平気で話しかけてくるので困る。困ったが、口の中の懸念事項が払拭されて安心した。

帰りがけに本屋に寄って演劇界6月号を立ち読みする。いつも新宿ルミネのブックファーストで見ていたのだが、どうやら入荷しなくなったようなのだ。いだてんのムックも置いてないし、私に厳しい。だいたいブックファーストは縮小し過ぎだ。
目的のこんぴら歌舞伎の劇評は7月号扱いだったが、平成総括の内容が山川静夫のコラムなど激熱だったので買おうかどうしようか迷う。山川さんといえば中村屋ですよね。
先日土曜スタジオパーク役所広司勘九郎のことについて、自分は勘三郎さんと同い年で、昔からドキュメントで見ていたし他人とは思えない。と言っており、そうなのか、と思ったところだ。何年経っても勘三郎さんロスは毎回同じ温度で不意に訪れる。

とりあえず図書館で借りてから考えよう。演劇界も筋書も捨てられないので溜まる一方だ。