仮面福祉会

できることを切り売りしています

ピラミッドの前で記念写真

八月納涼歌舞伎の情報が出た。と思ったら、何も書いていなくて出ていないに等しかった。とりあえず弥次喜多をやるらしいということだけわかった。
今月は三谷幸喜の歌舞伎だったな。チラシを見て、全然わかんない・・・って思っているが、勘太郎出てるし見に行こうかな。

先日買った「藤十郎の恋」の冒頭だけ見た。そんなわけないのはわかっているのだが、どうしてもモノクロの画は昔で、カラーは現代という気がしてしまい、何なら昔は本当に世界がモノクロだったのではと思っている節がある。手塚治虫が映画について書いている本で、モノクロで作ったアニメをカラーにしないでほしいと言っているのを読んで、作り手の気持ちとか時代の雰囲気というのはそういうものかと驚いた。当たり前だがあの手塚治虫も過去の人なんだな。私は、昔について色褪せたイメージを持ちがちなので、過去の映画も写真も全部カラーにできるならしてほしい。本当の明るさを知りたい。
初めの、外で幕を張って宴会をしているシーンなど、最近の時代劇ではけしてやらなそうな設定で本当に江戸時代の映像なんじゃないかという気すらした。100年以上前になるともう100年も200年も変わらないような気がしてしまうのは危険だ。過去のほんの一部分だけが全てで歴史だと勘違いする。

映画の中に歌舞伎公演のシーンが出てきたが、歌舞伎とは変なものだなと思った。虚構が二層になってるからかな、型がとてもわざとらしく滑稽に見えて、何をやっているんだこの人たちはという感があった。

ポチョムキン・・・。