仮面福祉会

できることを切り売りしています

趣返しのもらい事故

週に一度会うおじいさんに、ポストに投函しておいてほしいと封書を渡される。そうか、そうだよな。と、引き受ける。制度、で言えば、介護サービス提供者はそういうことができない。
全ての日常生活の不便は金でしか解決できない、という社会にならないようにと思って、今の仕事に就いたのだった。

ニュースを知るのがもっぱらネットになってしまっているが、被疑者の職業が記されていることについてずっと疑問に思っている。会社員とか自営業とか無職で済めばいいけど、専門職や公務員などは変に具体的だなと感じている。あと、定年退職前に役職付きだった人とかが「元○○」とか書かれる意味がわからない。被疑者の生業を知らせることに何か報道の決まりごとでもあるんだろうか。
職業とか身分とかと罪の重さは関係ないと思っているが、違っているように見える。法の下の平等と聞いていますがその力は優遇されることを許さない方向にしか働かないのですか。

瀧さんが好きな知人が清々しいまでに彼の人を擁護するので、業界やら周りの対応の良し悪しは判断できないが、法に触れることをしてはいけませんよねとたしなめた。

たびたび車突っ込んだニュースを聞き、そういう事故が増えているのか取り上げる頻度が増えているのかわからない。当事者にとっては最重要事項だし、事故はもちろんないほうがいいが、それらに隠れて何か生活に致命的な事件が起こっているのではと大変不安だ。

「高齢者」に対して厳しい意見が増えていく様子が哀しい。65歳以上になれば「高齢者」だが、当然ながら「高齢者」という人がいるわけではない。自立できない子どもと、自分で歩けなくなってしまった高齢者と、それぞれ放っておくわけにはいかないじゃないか。