仮面福祉会

できることを切り売りしています

高齢者になることに向き合う

あちこち自転車で駆け巡る日曜。

食事について考えるのが面倒なので、いつも同じものを買い同じものを作り同じものを食べているのだが、週に1、2回は何かがなくなるので買い足したり作ったりしなければならない。たまに、こんなこといつまで繰り返せばいいのだと途方に暮れるが、一生だ。
どの辺りが苦痛なのかといえば一番は「買う」ところだ。気持ち良くお金を使うということがどうも苦手でつらい。最近懸案だった物品を立て続けに購入して一仕事終えた気分になっているぐらいのものだ。買おうかどうしようか考えて結果1年後に買うなどしており、どうせ買うならさっさとすれば良いものを、まだ懸案のものが4つ5つ残っている。

高齢者向け住宅の書道教室でいつものみなさんに会う。
郵便局に行けないので預け入れができないとか、近くに時計の電池を換えてくれるところがないので全部止まっているとか、日常の細々とした不便が数限りないのを知る。
オンラインに慣れてしまえば実店舗に行けなくても大体のことは何とかなるが、それでは何もできないという人は多分ずっと存在する。周りにつながりがないそういう人は、有料サービスで解決するしかない社会になるんだろうか。今日も金で解決だ。日常生活を送るために必要なお金は、少しずつ気付かないうちに着実に増えている。

実家のカレンダーで家族の近況を確認するのが恒例になっているが、母が自分の誕生日のところ書き込みをしていた。

絵文字だ。