仮面福祉会

できることを切り売りしています

不幸自慢をしたくなるわけだ

例にもれず自らも被害者だと思っている。
「自ら」というと法界坊を思い出してしまい慌てて取り繕う気持ちになる。
そうじゃない。

世間のみなさまが忙しい時間がないとひいひい言っている中、勤務時間を余らせており申し訳ない気持ちで生きてもう10年ぐらいになる。みなさまが懸命に働いて結果を残して成長している中、時間を余らせてぼんやりとし何も残さず成長もできていないのが10年にもなるという事実に恐ろしくて絶望する。こうして最低限やらねばならない仕事をつつがなくこなしていき使い勝手がいいから組織の都合に応じて異動をし、管理職になるという未来が見えるので大変つらい。仕事を作らなくては。

年に1度の大花いちもんめ大会結果発表の日だったのだ。
相変わらず全員自分の境遇が一番つらいと思っているので労うようにした。

法界坊は勘三郎さんの当たり役で単純に笑える。しかしあれは結局一体なんだったんだという怖い感じもあってそれも無常で良い。
真面目で大仰な人たちを揶揄しながら好き放題する破戒僧を見て笑っているのだから、江戸時代の庶民のみなさんも何だあいつらと思ってたんだな。

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どちらかいうと揶揄される方のところに立ってしまっていていやだ。