仮面福祉会

できることを切り売りしています

隣人こそ愛せない

一昨日走ったせいで腰にインフルエンザのような筋肉痛がきて夜中に起きた。意外なところにくるじゃないか。
用事があって町の中心地に行ったら、ランニングイベントをやっていてキラキラしていた。走りたくなる気持ちと辛さの記憶との兼ね合い。

去年災害絡みで熊本の同業者と一緒に仕事をしたのだが、大変頼りになる感じで1日で惚れてふるさと納税をした。
九州は東日本のときも福島に入っていたし、いざというときの男気がこの界隈では有名だ。しかし九州同士だとそうでもないらしく、熊本城が壊れたあの地震のとき鹿児島の人が「あんな城壊れればいいんだ」と憎まれ口を叩いていたという話を聞いて、おや、と思ったのちはっとした。

西南戦争・・・!

あの頃の恨みや歪みを、平成も終わろうとしている今に至るまで、脈々と受け継いでいるということが感慨深い。江戸時代や明治維新について考えすぎだからかもしれないが、幕藩体制やそれ以前の成り立ちは、生活レベルで未だに影響しているように見える。今後もずっと続いてほしい。

10年近く前に熊本城に行って、西南戦争で焼失したもろもろの説明を読んで、何てことをするんでしょうもったいない、と思った。
しかし城というのは戦を想定して作られているのだから、いざというときはぶっ壊すものだ。撹乱のためにわざと燃やしたりする、究極の実用がかっこいいと今は思っている。

この一件をとっても自分の意見が180度変わっているので、感覚だけで良い悪いと判断するのは迂闊だと気持ちを改める。