仮面福祉会

できることを切り売りしています

アイデンティティがリセットされる

祖母が入院しているので病院へ行く。
家でしりもちをついてから痛くて座位が保てないのだとのこと。幸い今のところ認知機能はしっかりしているので、できるだけ早く、せめて車イスに座れるようなることを祈るばかり。

祖父が亡くなってから、祖母が祖父のことを話すときに「おじいちゃん」的な呼称を使わなくなった。名前か、今日は「主人」と言っていた。主人て、私のこと何だと思ってんだろうか。
多分孫によって祖父の呼び方が違うのでめんどくさくなったのもあるんだろうが、お父さん、おじいちゃんを経て、死んだら元に戻るの、いいな。

最近「お父さん」「お母さん」というのは明治になって文部省が作った言葉だというのを読んだ。そういえば歌舞伎を見てて出てこないものな。ととさま、かかさま、おやじさま、おふくろさま、ちちうえ、ははうえ、とかそんなんだ。当たり前のように使ってる言葉が、意図的に誰かが作ったものだったりするのは面白いがほんのり怖い。

今日は祖父母の70年目の結婚記念日だそうだ。
東京大空襲の4年後か。