仮面福祉会

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倫敦に来たが金がない

夏目漱石の「文学論」を読み始めたが、さすがにこれは無理な感じがするのでともうちょっと頑張ったら諦めよう。だって冒頭から(F+f)とか言い出したの上に、曲線グラフが出現するのだ。
古文漢文は品詞の暗記に努力しなくても大体わかるぐらいには得意なのだが、数学は算数の時から全然ダメだ。特に代数の概念がわからないので、ローマ字が出てきた時点で障害が発生する。それでWEB業界からドロップアウトしたと言っても過言ではない。
何なら例え話でAさんとか言われても、そこから先が全然頭に入ってこなくなる。そういえば夏目漱石といえば「こころ」のKじゃないか。あれもできたらやめてほしかったけど、何、そういうのはやってたの。

古文は得意だが、歌舞伎の時代物で何を言っているのかはほとんどわからない。たまにEテレの「にほんごであそぼ」で勘九郎がやってるのを見て、あ、そんなこと言ってたんだ、と知るぐらいのものだ。
聞き取れないのだ。
慣れたらそのうち聞き取れるようになるかなと思って、義太夫のCDを聞いてみたこともあるんだけど、普通に眠くなって楽しくないからやめた。

だから初めて見る演目は、筋書を先に読んでから見ている。イヤホンガイド借りればいいのかもしれないけど、演目によっていちいち迷うのが嫌なので借りないことにしている。黙阿弥とか南北とかの世話物は何も知らないで見た方が面白いと思うのだけど、イヤホンガイドつけたら何かいいこと教えてくれてんのかな。
筋書がたまって捨てられなくてしょうがない。

「文学論」は(F+f)により瀕死だが、前書きで漱石がぐだぐだと言い訳をしているのがかわいそうで面白かった。