仮面福祉会

できることを切り売りしています

つまり踊れる人が好き

松本白鷗が(幸四郎のときに)、見た後に踊りたくなるのが良い踊りだと言っていたのを思い出す。

七之助が舞踊公演の宣伝でテレビによく出ているな。
公演はことごとく仕事を休めない日にぶち当たって行けないのだが、舞踊公演というにはちょっと内容が物足りない感じがするのでまぁいいかと思っている。どこかで道成寺とか鷺娘とか、鬼女になるのとかやらないかな。

いだてんのインタビューで横尾忠則が、俳優さんがやるとマラソン選手にはできない身体表現ができる、という話をしているのを読んで、ははぁなるほどなと感心した。
勘九郎は踊りがとても良いのだけど、確かに身体表現がすばらしいのだ。役になっている全部の瞬間が形になっていて、多分いつどこから写真をとっても違和感がない。映画の真田十勇士勘九郎とか、まじすごいから合戦のところだけでも見てほしい。内容はあれだけど。

役になるというのは、セリフを言うだけじゃなくて体全部でその人を表すということなのだな。そして場合によったらその表現が現実とは違っているほうが伝わるということがあるんだなと、考えてみたら当たり前のことが腑に落ちた。プロはすごいな。
そういえば森山未來も、踊れる役者さんでいつも形がかっこよくて動いているのをいつまでも見ていたいと思う。

踊りといえば、イデビアン・クルーが好きでダンス公演があったら見に行っている。星野源の「夢の外へ」MVが大好きだ。

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自分の体を思いどおりに動かせるということに憧れる。